あらためて、ふうらい主婦 

映画と美味と新しいモノ好きの相方と暮らす ふうらい主婦の徒然ブログ

テレコで眠る。ベッドマット。

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数年前に行った美術好きにはたまらんミュージアム

1日では足りない!足りない!
 

 

我が家はここ14年、ベッド生活。

以前のマンションが洋室のみの間取りだったので、

ダブルとシングルの敷き布団を並べての親子雑魚寝から、

イタリア製クイーンサイズベッドになった。

 

私は30年ぶりのベッド生活で、扱い方すらも知らない。

ベッドってどーやって管理すんだ?。

クイーンは、シングルマット2枚を並べた仕様。

かなりマメに干したり裏返したりしていたのに、

何故か、私の方のマットは

真ん中が縦に割れて凹んでしまった。

恐らく、マンションの湿度が問題だったのだろう。

お高い買い物だったのに。

 

しばらくは我慢して使っていたけれど、

マットには耐用年数があるとかで、

8年目あたりで買い換えることに。

でも、そのベッドのメーカーは日本から撤退。

早々に凹んだ弱いマットとは対照的に、

フレームは足側から跳ね上げ式で開く大容量収納付きで、

やたら頑丈な構造。

こんなフレーム、日本ではほとんど売っていないし、

捨てるのはもったいない。

あ、そうか。

マットだけ買い替えても良いんだっけ?

 

というわけで、某有名家具店へ。

でも、大きな売り場をくまなく見ても

合うものはなかなか見つからず、

店員さんに相談。

それ、シングル2台ではなく、クイーンサイズ1台にしては?

との提案。

なるほど、フレームからはみ出なければ問題ないか。

 

そうと決まったら再度、あれこれ試してみる。

40代で腰が悪い私は、適度に硬めなものがいい。

そこで店員さんからのアドバイス

「お年を取られると、柔らかいモノにされますねぇ」

へぇ、そーなんだ。

日本人だから固いのが良いのかと思ってたけど。

ふと見ると、相方はアメリカ製のデカいマットの上。

彼は当時60才になったばかり。

「これ、すっごい柔らかいよ~!」とご機嫌な口調。

確かに、雲の上のような寝心地。

横になった瞬間は良い。

え?でも、こんなフワフワで大丈夫か?

いやいや!駄目や。やはり私には柔らかすぎる。

もうちょっと堅いマットが良い。

折衷案はないのか?

「でも、これ気持ちいいよね~!」と相方。

…動く気無いのか。メッチャ高いけど。

「買うの、ワシやけど」

…この一言で、折れるしかなくなった。

 

80㎏ほどの大きなベッドマット。

一枚ものだし、家に入るのか?というガタイ。

でも、フレームにはぴったり。

けど、やっぱ柔らかい。

毎日はしんどそう。

かなり体が沈むので、

枕も低いものに変更。

これ、どーなの?

 

しばらくして、私がギブアップした。

これ、寝返りがうてない。

夜中に、相方が寝ている様子をじっと見ていた。

ああ、人の重みでこんなに凹むのか。

ぼっこり、10㎝は凹んでいる。

二人で並んで寝ると、

重い方に傾きが出来てしまう。

体重差はあまりないのだけれど、

相方は男で上半身が重いので、

上の方の凹みが大きい。

私はまんべんなく重いので、凹みも全身で平均的。

物体はより凹んだ方に転がるので、

私の方が凹みに寄ってしまうし、

当然、頭の方が下がってしまう。

これが寝にくくしているようだ。

 

寝られない。

私は手術の時に首を痛めてしまって、

枕があると寝られなくなった。

なのに枕が要らないほど沈み込むのなら、

どうすればいいのやら。

眠ってる人間の動きは、自分であっても制御できない。

蟻地獄のようだ。

苦行だな、これ。

 

数ヵ月後、打開策を思い付いた。

相方が出張で居ないときは眠れるから、

全く合わないわけじゃない。

私は相方の体重の影響がない部分を探した。

広いクイーンサイズ、スペースはある。

で、結果、

上下反対に寝ることに。

二人の頭の位置が上下逆。テレコだ。

私の頭が、相方の足の方。

凹みに飲み込まれないためには、これしかない。

 

これでもう一つも解決。

昔、相方に、

鼻息が掛かるから、向こう向いて寝て、

と言われていた。

本人は無意識で言ったらしくて覚えてないと言うけど、

お互い様や!お前が向こう向けよ!の案件だ。

ってか、それならシングル2台に分けようよー。

でもなぜか、相方が全く譲らない。

ベッドにトラウマでもあるのか?

一応これも、テレコで寝る方法でクリアした。 

 

ここ数年、夏も冬も、テレコだ。

掛け布団も、ベッドに対して斜め。

これを友人たちに話したら、

どこに行っても大爆笑される。

何故だろう?そんなに変かな?

 

昔、誰だったか、

夫婦げんかは寝床に持ち込んではいけない。

と、言っていた。

たしかに、

大げんかしたときは、一緒の空間に居たくない。

寝室の空気は軽くないと、休めないものね。

でもテレコだと、ケンカしてても顔を合わせなくて済む。

長期戦向きではある。

あ、それはダメか。

 

最近、相方が

次の買い替えは和式にする、と言い出した。

先月行った旅先の和式布団が

思いがけず良く眠れたらしい。

え?今更か?

引越の時、部屋から出ないし、入らないしで、

引っ越し屋さんが何時間もかけて解体して、

四苦八苦して組み立ててくれたのに?。

あ、そう。和式ね。

だとすると、この、

大容量ベッドフレームの中身は、一体どこにいくのかしら・・・。

 

永遠に探求するモノなのだろう。

寝具と枕って。

 

あ、和式にしてもテレコでいいですかね?

テレコ、楽なんですけど。