あらためて、ふうらい主婦 

映画と美味と新しいモノ好きの相方と暮らす ふうらい主婦の徒然ブログ

思考の傾向は、親子で似る?。

 久々の更新となる。

FamilyEmergencyというやつで、

ぶっ飛んでいた。

いやはや、

生きているといろいろあるものだ。

ホント、いろいろ。

 

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

  • 作者:本田 真美
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: 新書
 

 

医師のつくった「頭のよさ」テスト

認知特性から見た6つのパターン/本田真美

 

数年前、南国に旅に出たときに、

空港で見つけたこの本。

最近ひょっこり出てきた。

そして、なんだか驚いている。

 

「頭のよさ」というか、

思考の傾向の特性を

35の質問から割り出す、というもの。

いわゆる診断系なのだけれど、

思考の特性を

視覚、聴覚、言語、と、それぞれに2パターン、

計6パターンに分類。

解答の点数を加算していって、

各パターン毎に集計。

点数の多いものが、その人の思考の傾向らしい。

一昨年、南国のプールサイドで日差しを浴びながら、

各自チェックしていたのだけれど、

肝心の集計はしていなかった。

 

診断の結果、

私は視覚優位者(3次元映像タイプ)がダントツの高得点で、

聴覚優位の2パターンの点数がかなり低い。

何でも動画で記憶しているタイプだそう。

 へ~っ、そうなんだ。

音の分野が得意だと思っていたのに、

聴覚では思考してないらしい。

こういうのって、自分ではわからないものなんだなぁ。

視覚優位の場合、

3才前の小さい頃の記憶があるらしい。

そう言われたら、私の最古の記憶は、

2、3才くらいのときに、自転車に衝突したこと。

家の前で高校生くらいの3人乗りに轢かれた。

謝られながら自宅への階段を、背中を押されながら登る。

その階段の映像は、

今でもはっきり覚えている。

高校生らしき3人、母に謝っていたけど、

轢いたとは言わなかった。

右足に大ケガ。

今でもそこは凹んでいるし、たまにひきつる。

でも、母はそこに居なくて、

その事自体を全然覚えていないらしいので、

本当かどうか、信憑性はない。

だったら、この足の傷は何なんだ?って話なのだけれど。

普通は、覚えていても4~6才からだそう。

でも私は、強烈に覚えているし、

なんなら、他のこともいろいろ覚えている。

証明できるものはないけれど。

 

相方の結果は、6パターンの特徴が全方位に均等で、

その中でやや高いのは、聴覚優位者(聴覚言語タイプ)。

聴くだけで理解できるタイプらしい。

小さい頃の記憶は、あったとしても

人づての話が混っているそう。

ああ確かに、相方の昔話には年々、

尾ひれか付いている。

ダジャレや言葉尻を捕まえるのが得意。

なるほど、合ってる。

ずーっと同じギャグを言い続けているし。

でも、私からみると相方は、

何一つ理解しない人のように見えるんだけど。

「他者の意見」と「理解」って言葉は、

相方の辞書にはないし、

もともと、人の話は聞いてない。

ここは審議かもしれない。

 

そして子ども(とっくに成人しているけれど)。

ここに来てちょっと驚いた。

このテストの結果は、

6方向の放射状グラフにできるのだけれど、

私の円グラフはかなりイビツで、

1ヶ所がクチバシ状に大きく突出した形、

相方は全数値が平均値に近く、先端をつなぐと円に近い。

で、子どものグラフは、

相方の円グラフに、私の突出したクチバシ部分がくっついている形。

3つのグラフが面白いほど重なっている。

えーっ?これって、

相方と私の合わせ技ってことなのか?

 

子どもも私と同じく、小さい頃の記憶がはっきり有り、

2才ごろのことを、最近になって事細かに話していた。

私が覚えているので、間違いない。

ずっと音楽をやっていたので、耳は良いし、

一回聞いただけで再現できる。

おしゃべりで、頭の回転数は相方譲りだ。

 

なるほど、そう来たかー。いやはや、驚いた。

 

本の中にも、 

性格には遺伝性のものが多いとは書かれている。

そりゃそうだ。

育った環境が一番影響するし、

好きなものも似てくる。

しかし、この本でそれが如実に顕著に現れた。

我が子の場合は、私たち夫婦がドッキングした思考のよう。

一人っ子だから、家庭内の距離が近いせいかも。

なんだか恐ろしいような申し訳ないような気がするのは、

私だけだろうか。

 

とはいえ、子どもが丸々コピーかといえば、

そうではなくて、

一応、個だ。

実際には何を考えているのかはわからないし、

一人っ子ゆえに、一人で何でもやってしまう。

洞察力に関しては、まだまだ経験不足だけれど、

そのうち私と張り合えるほどにはなるだろう。

物をなくしたり忘れたり、

いつも何かを探しているのは相方譲りで、

クイズに強いのは、私譲り。

そう考えると何だか面白い。

 

この本、本来は子どもの発達に関して書かれた本で、

特性を早く見極めて、伸ばしていこうという趣旨。

とっくに子どもではない我が子を見ながら、

ああ、もう少し早くこの本があったらなぁと、

叶わない願いをつぶやいてみる。

 

とは言え、特性が自分と同じなら、

子どもの伸ばし方=自分を伸ばす

ということにもなるのかしら?

半世紀生きていても尚伸びたい。

できるものなら進化したい。

もう少し深く読んでみよう。