鍋のこだわり、ル・クルーゼとリロンデル。

中火以下で使用してね、の相棒たち。

おでんの時はなぜか、鍋２つ。

数年前、

夜中のショッピングチャンネルで思わず買ってしまった、

某、元女優さんの圧力鍋。

もともと持っていた圧力鍋の初号機は

引っ越しでパーツを紛失して引退させた。

この元女優のは片手鍋にもなるし、

角煮があんなに短時間で！！カレーも具材丸ごと！

値段もそこまでじゃないし、

簡単、時短、ホントに魅力的。

夜中だし、勢いで即購入。

これはまぁまぁ使えた。

ガラス蓋付きで、鍋として良いサイズ。

圧力鍋としての使用は、数回。

正直、蒸気は怖い。

家事仕事は扱うジャンルが多い。

よって、使う道具の種類もかなり多い。

調理器具もその１つ。

どんな物に対しても、

私のこだわりは、ただ１つ。

パーツが少ないこと。

紛失する心配がなく、壊れないのが理想だ。

以前、夕飯後に炊飯器の内蓋を壊して(相方が)

明日の子どもの弁当はどーするんだ？！と、

慌てたことが。

外せるパーツが多いほどリスクがある。

それ以来できるだけシンプルなものを選ぶようになった。

反面、相方はというと、

相変わらず最新で機能重視。

最先端は便利でお手軽になっているはずだと盲信。

確かにそうだろうけど、その中には、

恐ろしくパーツが多いものもあるし、

お手入れの時、

ほぼ分解しなくてはいけないものもある。

そんなことは眼中にはない相方は、

私には黙って、嬉々として最新を選ぶ。

サプラ～イズと言いながら取り出す。

まぁ、すごくありがたいんだけどね。

使うのもお手入れするのも、私なんだけどね。

結局、圧力鍋も、

私が元女優のヤツ↑を褒めていたからか、

これ、一番良いやつ！と言って

相方がすぐ、最新のものを入手してきた。

ああ、確かにこれは高いのだ。ありがと。

性能も使い方も、最新やねぇ。

蓋と取っ手とタイマー、分解できるんや。

内側の縁のシリコンも外して洗える。

早速使ってみ…

…え？加圧ピンが全然上がってこない。

センサーとタイマーが連動するはずなのに、

何回試しても、加圧ピンが上がらない。

圧力どーなってんの？このタイマー恐すぎやろー！。

海外製で、メーカーの修理対応もフワッとしてるし、

そもそも、圧力鍋使ったこともない相方、

どーして最新の便利さがわかるんや？

圧力鍋　=　時短、便利、

だけどパーツ多い、壊れる。怖い。

私の頭にインプットされた圧力鍋のデータ。

圧力鍋は、もういい。

今使っている写真の鍋↑、

これも数年前、相方が凝っていたものだ。

鋳物のホーロー鍋。

フランス辺りで昔から使われているもので、

フランス産も国産のものも人気。

ラインナップは有名なル・クルーゼ↑から、

国産の燕三条のリロンデルや、

バーミキュラも控えている。

無水調理もできるし、IHにも使えるし、

調理方法を問わないから、スッゴい使える。

燕三条のリロンデルなどは、

使い始めたら、これがまぁ優秀。

煮物も得意だし、サイズもいい。

鍋の中の色が濃いので、色移りも見えないし、

さすが、燕三条は素敵だ。

圧力鍋のことはすっかり忘れてしまった。

ホーロー鍋　=　蓋と鍋、パーツ２つ、

壊れない、汚れ少ない、美味しい、超重い、

あ、ちとお高い。

私の頭にインプットされたホーロー鍋データ。

やはり、シンプルなのが一番だなぁ。

最近のパーツ王は、

リタイアした相方が志願した家事、

炊飯。

その過程すべてが、細かいパーツだらけ。

私が選んだ精米器はパーツ3つだったのに、

相方が買い換えた最新のは、パーツ8個。

使ったあとパーツは毎回洗って完全乾燥させる。

水は炭酸メーカーで作った炭酸水。

炊飯器は、上蓋に3個、釜側に2個、

後部に１個のパーツ。

…めっちゃ機械に使われてるやん。

いっそ、

ホーロー鍋でご飯炊けばいいのに。

ガス炊きは美味しいし、

手間もかなり減るし、

何ならパーツどころか、家電も減るんだけど。

最新を使って、古きよきものを改めて知る、

謎のループ。