温まりたい。映画『かもめ食堂』
あけおめです。
2020年になりました。
今年は何をしようか(゚-゚)。
やりたいことは、たくさんあるけれど。
暖冬とはいえ、寒いものは寒い。
寒いというより、冷たいという感じ。
暖房器具に頼りたくないと思うのは、
年齢からか、主婦だからか。
日中は1人だし、何かしらもったいない。
キルティングの巻きスカートを腰に、
裏側がフワフワのパーカーに着替える。
温けぇ。
紅茶を入れて一息のところで、
久々に見た。
映画『かもめ食堂』
なぜか、数年に一度、見たくなる映画。
フィンランドというちょっと非日常と、
普通の日本人とフィンランド人。
小林聡美さんの不思議な透明感と、
他のキャスト陣のさらなる不思議感。
クスッと笑えて、美味しそうで、
ふんわりと温かいお話。
好きな映画なのに、今まで何も知らなかった。
原作は群ようこさん。
今もこの食堂は実在しているそう。
十数年も前のものだし、現状はわからないけれど、
へぇ~、そうなのか。
北欧は良いよ~、人も家も温かいし、
と言う。
鉄のように冷たい男から出た言葉とは思えないけれど、
ホームステイしてとても良くして貰ったらしい。
言葉は全くわからなかったけど全然大丈夫だった、
とも言っていた。
北欧家具も素敵だし、ムーミンも可愛いし、
最近よく聞く、
フュッゲという時間の過ごし方にも興味津々。
連れて行けよ、とずっーと言っていたのだけれど、
実現はしない。
まず私が、再び飛行機に乗れるようにならないとなぁ。
この映画の、私のツボは、
音。
映画とかドラマって、
人の動作音が、
BGMとかで消えてしまっていることが多い。
カメラの後ろには大勢の撮影スタッフがいるし、
いろんな雑音が入るのかもしれない。
でもこの映画は、澄んだ足音がするし、
料理中の音も街の音も、ちゃんと入っていて、
自分もその場に居るような気がするのがいい。
臨場感がある。
北欧のあの色味もいい。
コーヒーの香りを嗅いでしまいそうになったり、
思わず、合気道の膝行を真似してしまっていたり。
小林聡美さんの作品をよく見る。
「やっぱり猫が好き」も大好きだった。
今でも動画配信でたまに見ているけれど、
あのシットコムの、ハプニング大歓迎の、
何が起こるかわからない感じが良い。
今見ると確かに、
時代の流れをものすごく感じるけれど。
髪型とか、服装とか、言葉とか、
ちょっと懐かしい。
でも、テレビコンテンツとしての、
あの自由さは、斬新だし、
今ではできないものなのかもしれない。
ああいう面白いテレビ、またやってくれないかなぁ。
深夜でいいんだけど。
膝行って、腰に来ないのかしら。
だったらやってみたいなぁ。
これだけ寒いと、家の中でも、
動きたくなる。
動画、探してみよう。
そういえば、
今の家に来たときに、
家具を北欧のものに変えたんだった。
でも全然、北欧感が出ない。
物が多すぎるのだろうか。
それとも、
北欧家具の上に、
招き猫が鎮座しているからだろうか。
相方、その趣味は、
どちらかというと、
日本の田舎風だよ。