あらためて、ふうらい主婦 

映画と美味と新しいモノ好きの相方と暮らす ふうらい主婦の徒然ブログ

大人も、絵本。『エリカ 奇跡のいのち』

今週のお題「読書の秋」

 

おお、秋らしいお題。

 

というわけで、お題で書いてみる。

元小学校の図書室ボランティアから、

大人も読む絵本を一冊。

 

「エリカ 奇跡のいのち」

ルース・バンダー・ジー

ロベルト・インノチェンティ絵

 

歴史上有名な出来事の中でのことなので、

背景の理解が少々必要だが、

子どもが読んでも、その力強さはわかると思う。

本の最後には訳者の柳田氏の解説が載っているが、

これは奇跡の実話だ。

 

大人、親の立場ならなおさら、

このお話の凄さがわかるだろう。

最初は子どもたちの読みきかせにいいかなー?と

読んでみたのだけれど、胸がつまる。

途中から号泣してしまった。

 

今の世の中ならこんなこと考えつかないだろう。

だが、彼らには自分達の行く末がわかっていた。

絶望のなかでこの家族は、希望に掛けた。

その親の気持ち。

 

素晴らしい絵と相まって、

ただただ、奇跡に感謝する。

 

親になってよく考えるのは、

子どもに対する製造責任だ。

子どもはやがて大人になるけれど、

親の責任はいつまでも続く。

この話を読むといつも考えるのは、

子どもの幸せだ。

 

我が子の幸せや希望は、

奇跡であってはいけない。

日常であってほしいよねー。