あらためて、ふうらい主婦 

映画と美味と新しいモノ好きの相方と暮らす ふうらい主婦の徒然ブログ

「もうぬげない」を読みきかせる。

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ヨシタケシンスケさんの絵本は、

「りんごかもしれない」からの大ファン。

爆笑と感動の連続だ。

 

以前、小学校の

図書ボランティアをやっていた。

絵本の読みきかせの活動もしていたので、

普段から良さそうな本を探索するクセがついてしまった。

 

 で、この『もうぬげない』

 

これは大変だった。

読みきかせしようと練習するけれど、

笑っちゃって読めない。

変なスパイラルに陥ってしまった。

笑いのツボの神経を麻痺させて、

意識をあっちの方に飛ばして読むのだけれど、

どうしても笑ってしまう。

私にとってのツボ。

たぶん、あのページのあの一言なんだけど。

 

ヨシタケシンスケさんのお話は、

主人公の頭の中だ。

想像していること。

頭の中は無限だと気づかされる。

思い巡らすというのは、

人間の性なのかなぁ。

 

これ、自分にとってはあるあるだ。

私の日常はネガティブ全開なので、

自分や家族の行動すべてに、

良い事悪い事を想像している。

起こること全てが想定内になるよう、

必死に想像しているからなのだろう。

慌てず次の一手を出すために。

私の頭の中は常に、考え事をしている最中だ。

ただ、子どもと大人の想定の範囲は

全然違う。

子どもの想像は、回り回って、

着地点はポジティブだ。

羨ましいなぁといつも思っていた。

 

そして、この主人公の男の子。

もう、全開でいろんなことを想像しちゃう。

想像しまくった後でえいっ!と実行に移してみたら…。

 

読みきかせの時の子どもたちは、

背中をすっと伸ばして、

本の絵を見ようとする。

大笑いしたいけど、次の言葉が聞きたいから、

静かに微笑んで待つ。

その光景を見るのは、最高に楽しい。

目がキラキラしている。

笑顔と好奇心を引き出せることは、

何よりの喜びだ。

 

そして、この本は

大切な私の思い出の本の一つ。

ぜひに。