あらためて、ふうらい主婦 

映画と美味と新しいモノ好きの相方と暮らす ふうらい主婦の徒然ブログ

胸に迫る。ラグビーと台風と音楽。


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あれ、写真、横だ。

雨音を聞きながら、気圧計を見ていたけれど、

ここまで下がったのを見たのは、初めてかも。

 

そういえば、

数年前、いつもボランティアに行っていた小学校で、

タグラグビーの授業をしていたのを見た。

そうか、なるほどあれは、

ワールドカップのためだったんだなぁと、

今頃気がついた。

実際にボールを触ったことで、あの子たちはきっと、

より楽しく観戦しているに違いない。

羨ましい。

 

最近、胸に迫ることが多い。

感動、同調、同情、

いろんな事に、感情が持って行かれる。

涙が出るという感じよりも、

体のど真ん中で重く感じている、という感じ。

私も年を取ったなぁ、

・・・なんて言うと殴られるな。

実際もう、いい年だ。

とうとう生を受けて半世紀を過ぎた。

年は取りたい。

経験値が増えるのは、武器になる。

でも、老いたくない。

と、まぁ勝手な目標に向かって、日々抗っている。

 

台風の被害がすさまじい。

水の力は、地球上で一番大きいのかもしれない。

当地も早々に避難指示が出た地域。

一日中、エリアメールが鳴っていた。

胸が痛い。もうあんな思いを誰にもして欲しくない。

なんとかならないだろうかと、

理系の我が子と映像を見ながら真剣に議論していた。

高床式で、水にも地震にも強い住居があればいいのに。

ライフラインを損なわない暮らしの場所とは?。

ライフラインそのものを見直した方が?

昔見た、未来を描いた漫画のような、

塔の上に丸い居住スペース。

パイプの中を通る、乗り物。

未来的で非現実的だと思っていたけれど、

あながち間違えていないのかもしれない。

でも、あれじゃ揺れには耐えられないのか?

 

ラグビー。毎試合、感動だ。胸がすく。

相方は昔からラグビーファンで、

面白さは聞いていた。

でも、我が子と同じような年齢の選手たちが

向かっていく姿を見ていると、

肩に力が入ってしまう。

相方と子ども(とっくに成人男子)は、

身を乗り出してじっと見ているし、

選手と一緒に、体が動いてしまっている。

痛そうでずっとは見ていられない。

で結局、後から録画でじっくり鑑賞して、一人で涙。

再放送でも録画でも、結果がわかっていても、

嬉しいし、感動するよねー。

ラグビーって、こんなに目が離せなくなるスポーツなのかー。

録画は完全保存版。しばらく楽しめる。

これはもう、録音したメジャーリーグの昔の試合を、

何度も聞いて思い出しているアメリカのおじいさんの心境。

ラグビーでビールが売れるのは、きっと、

応援での緊張を緩和するためなんだろうなぁ。

私も飲めば良いのかも?

 

そして、我が国のラグビー熱。

なんだか感動する。

ああ、こういうの良いなぁ。

みんな一緒に喜びを発散させるって、健康的だ。

ラグビーの精神がそうさせているのだろう。

武士道にも通じていて、日本人には

受け入れられやすいのだろうと推察しているのだけれど。

 

私個人的には、

ラグビー応援のニュースを見ていると、いつも、

「世界でいちばんつよい国」という絵本を思いだす。

世界で一番強いと言われる国が

次々と他国を侵攻していく中で、

最後に向かった国。

そこはなんと、軍隊を持たない国だった、

というお話。

最後の国はきっと、誰にとっても理想の国。

我が国もついに

その国になったのかもしれない、と思ってしまう。

そう考えると、感慨深い。

 

音楽を聞くときは基本、

歌詞はあまり聞いていないのだけれど、

スポーツシーズンの曲は歌詞が重視。胸に響く。

「馬と鹿」がラグビーの試合のラストでかかったら、

全員泣くよね~と、相方も言っていた。

試合前に「兵、走る」がかかったら、選手たちも、

わかってるさ。ゴールはここじゃない。走れ!進め!と、

エンジンがかかりそうだ。

 

でも、なぜか、私の頭に流れているのは、

大橋トリオさんの「つくる世界」

未来は君が作るんだよ~という、優しいメロディと歌詞。

屈強な選手たちが、

強くて優しい青年たちにしか見えないからなのかも。

 

さあ、新しい未来を作ろう。

ラグビーも、安全な世界も。

 

最後まで、そしてこれからもずっと、

応援し見届けよう。

あ、録画かもしれないけど、見届けます。

ラグビー最高。

 

 

気になる「鶏の汁物」。


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秋刀魚の季節がくるねぇ。

今年は、大丈夫なのかしら?

 

 

日々、気になることが多い。

昨日までは、

米津玄帥さんの「馬と鹿」が何拍子なのかが、

ものすごく気になっていた。

聞いていると、え?ってなる。

どなたかが、YouTube

楽譜を上げてくださっていたので、

なるほど納得。

4/4に2/4を混ぜてる。良い感じに。

子どもには「大きく振った4拍子」と言われた。

まぁ、気にしすぎだったか。

米津さんの楽曲はなぜか、

気になって聞いてしまうという聞き方。

「Lemon」については、

これ、息継ぎできるの?

ブレス位置、無くない?が気になって。

これ歌える人、凄いよね。

 

最近、中国ドラマ「独弧伽羅」にハマっているのだけれど、

その中にでてくる

「鶏の汁物」というワード。

般若姉さんが伽羅に「とりあえず鶏の汁物を飲みなさい」

体を壊したお姉さんに「鶏の汁物作ったから」

口にレンゲを突っ込むような状態で、

やたら出てくる、鶏の汁物。 

 

10年ほど前、

調剤の薬でトラブったことがあった。

婦人科に行くと、内科に行くことになる。

内科のあと婦人科、ということも。

不調があちこち飛ぶ事態。

お互いはタイムラグがあって、

関連していないように見えていたけれど、

ある日、温灸の資格を持つ友人Cちゃんに、

それ、薬が合ってないのでは?と指摘された。

それぞれの主治医はまぁ、それぞれに主張してきて、

「うちのは絶対違う」「あっちの薬でしょ?」の批難合戦。

えーっと、患者の私はどーなるの?

というわけで、

別の漢方専門の内科の先生に調べてもらったところ、

「もともと、薬が合わない体質」

ということが判明。

・・・そりゃ治らないわけだ。

薬そのものだけでなく、

薬を構成する成分にも反応するそう。

薬と、それを抑える薬とで、まぁ、

嘘のような悪循環が起こっていたらしい。

 

というわけで、

それからはできる限り薬を使わないようにして、

東洋医学を主体に、体調管理をしている。

流れを調整してくれる針治療と、

骨から調整するカイロプラクティックを定期的に。

友人Cちゃんは、管理栄養士でもあるので、

「人は食べたもので出来とるんやからね。食養生が大切。」

と、いろいろ教えてくれる。

地元からの友人Cちゃん、

当事者たちには判らなかったこの事態を

解決してくれた。

私にとっては大恩人だ。

 

それからは、

口に入るモノに気をつけて、

人は環境に左右されるということを念頭に、

季節を感じて、日々空を見上げて生活している。

そして「医食同源」。

 

というわけで、

韓流ドラマには漢方が良く出てくるけれど、

中国の時代劇には漢方よりもなぜか、

「鶏の汁物」が多く登場するのが気になって、

本を読んでみた。

 

 世界一の養生ごはん 楊さちこさん著

 

チキンスープ、最強なのか。

未病段階の体調をいかにベターな状態にするのか。

食事でそれが叶うなら、万々歳だ。

香港の方たちは、食事の最初に

温かいスープを飲む。

その理由とレシピがたくさん載っている。

 

本も良かったし、解説も面白かった。

東洋医学の考え方を再確認。

そして、なるほど納得。

 

博多の出身なので、当然、

ソウルフードは、水炊き。

小さい頃から食べていたし、

今でも、いつでも作れるように用意している。

もちろん、家族も大好き。

で、いつも不思議だなぁと思っていたことが。

私はなぜか、水炊きを食べると、

おしっこが近くなる。

夕飯で食べると、一晩中、一時間おきに

トイレに行くことになる。

私ってコラーゲンに弱い?とか、

鍋で水分多めだから?とか思っていたけれど、

これって、ひょっとして、

デトックスしてるのかも?

すき焼きでは起こらないし、

しゃぶしゃぶでは、やや近くなる程度だけれど、

水炊きはテキメン。

水炊きも鶏の汁物だよね?

毎日食べても飽きない「鶏の汁物」。

 

水炊きには、長ネギとキャベツ。

豆腐とキノコと、

時間があれば、鶏団子も入れる。

実家の水炊きにはレバーも入っていた。

ポン酢で食べると美味しい。

最後の雑炊まで、鶏の出汁を食べ尽くす。

 

ああ、この本、良いなぁ。

「鶏の汁物」続けてみようかなぁ。

これで健康を維持できるなら、

大歓迎だ。

好き嫌い多過ぎの相方も、

毎日ちょっとずつ具を変えたら

大丈夫なんじゃないか?

ん?どーだ?

ん?

 

 

 

 

台風、バケツとジャージ。

眠れない。台風で。

この年になると、

気象が体調に影響することが。

なんだ?この不調は?と散々考えた挙げ句、

ああ、天気か、ということが多くなる。

それも大体が、自分で気がつくわけではなく、

子どもに「低気圧来てるからでしょ」と言われる。

何か、負けた気がする。

子どもにではなく、何かに。

 

実家が九州ということもあって、

小さい頃から台風にはよく遭遇した。

繁華街に家があると、

毎回、どこかの看板が飛んでいったり、

屋根やら外壁が落ちたりしていたものだ。

今だったら全国ニュースになっていただろう。

大きくなってからは、台風は通過するものの、

博多はなぜか、影響が少ない。

今でもそうらしい。

でも、俯瞰で見てみたら、

建物が丈夫になった、ってのもあるのかもしれない。

 

関東住み25年だけれど、

気象という点では、

博多と関東地方はかなり違う。

温暖で曇りがちの日本海側とは違い、

関東地方は晴れの多い、乾燥地帯。

とにかくピカピカに晴れているし、

風が吹いているという印象。

風があるから晴れているのかも。

素人目だけど。

で、台風の時は、

台風が洋上のどこにあっても、いち早く風が出てくる。

吹きっさらしなんだなぁ、

というのが、引っ越してきた時の印象だったし、

北陸出身の友人たちも同じことを言っていた。

日本海側とはかなり違うよね~、と。

 

台風が近づくと、ベランダのものを片付ける。

今のマンションに来てから、

ベランダがコンパクトになったし、

引っ越しの時に、ミニマムにしたので、

やることもない。

ひとつ前のマンションの時は大変だった。

20畳ほどのルーフバルコニーが付いていて、

布団干し用の自立する物干しを置いてあったのだけれど、

台風の時は、横倒しにして柵に縛り付けておかないと、

飛ぶほどの、暴風が吹く。

おまけに、何故か毎回、台風の時は、

相方が出張に出ていた。

わざとか?ってくらい、毎回居ない。

物干し縛り付けないとなぁ、と1人、

どしゃ降りの中、紐を持って、バルコニーに出る。

家のなかで、ずぶ濡れだ。

何回かは、この際とばかり、バルコニーの掃除をした。

デッキブラシでゴシゴシと。

今考えると、危ないよね。

 

ところが、10年ほど前の大きな台風の時。

その時は暴風で、

ベランダの大きな植木鉢が倒れて、1個は割れていた。

よく窓が割れなかったなぁと思うほど。

確か、縛り付けた物干しも、紐が外れていた。

下に落ちなくて良かった。

でも、ベランダのスリッパは飛んだかぁ、

と、しばらく見ていると、

どことなく風景が違う。

あれ?何か足りない。

え?もしかしてバケツがない?

植木の間にしっかり挟んでおいたのに、無い!。

飛ばないように水を入れてあったのに。

えーー?バケツどこー?

それも、子どもが小学生の時に、

バケツ稲のために使っていたもの。

まあまあ大きい上に、名前がデカデカと書かれていた。

えっ、名前書いてあるのにーー!

慌てて下に降りて、周囲を捜索。

マンションの向こう側は、大きな幹線道路。

万が一車に当たっていたら、大変なことになっている。

誰にも当たってませんように!

迷惑かけていませんように!

けど、そんな情報もないし、

そもそも、バケツのかけらも見当たらない。

隣は大企業の建屋で、

幹線道路の向こうは、広大な都の保有地。

風向きだと、そっちに向かって飛んでいるはず。

万が一、万が一だと、学校に連絡があるかも。

バケツ稲用のバケツだし。

 

その後、何の連絡もなく過ぎ、

まぁ、落下した衝撃で粉々になったんだろうなぁという結論に。

いくら幹線道路でも、真夜中で暴風雨、

さすがに車は通っていなかったのだろう。

住宅街側なら、誰かが持ってきてくれるだろうし。

 

私が中学生の時、

家が校区の一番遠くで、

徒歩40分の道のりを友達と二人で歩いて登校していた。

朝のひとけのないビルや商店の間を通り、

幹線道路を3本越える道のり。

そして、あの頃は、

台風で学校休み、なんてルールはなく、

みんなちゃんと登校していた。

中2の時のある台風の日も、

二人で歩いて、いつもの道を登校していたのだけれど、

ルートの半分のところで、二人同時に、

傘が折れてしまった。強風でばっきり。

まぁ、箸が転がっても笑っちゃう年頃なので、

ガハハーと笑って、

もーこれだめやねー、と、傘を近くのゴミ箱に捨てて、

学校には行かなくちゃいけないし、

でも、傘はないし、あっても折れるだろうし、

当時はコンビニもないし、そもそもお金も持ってないし、

帰るわけにもいかないし、で、

もーいっか!と、急ぐわけでもなく、そのまま学校へGo。

全身ずぶ濡れで、

スカイブルーのジャンパースカートが青色になってて、

門で迎える先生たちに驚かれ、

「なーんで傘さしてないとね?!」と聞かれ、

「途中で折れたけん、捨ててきた」と訴え、

許可をもらい1日ジャージで授業を受けた、

という思い出が。

いくらなんでも、台風で傘なしで登校せんやろ?。

しかし、今考えると、危ないよねー。

 

そんなことを思い出しながら、

これを書いている我が家の外は、暴風雨真っ只中。

こういう日は眠れない。

家内になってからは、ずっとこうだ。

気圧のせいかも。

しかし、凄い風だわ。過去イチかも。

今回は風のせいだ。

家人は寝てるけどね。

気にならないのかなぁ?この音。

どこかの車が、警報音を鳴らしている。

台風で鳴るものなのかしら?

防犯だけじゃないの?

 

明日は良い日になれー。

どうか、何事もありませんように。

 

1週間後、更新。

自然災害は怖い。

最近の台風は昔よりパワーが上がっていること、

まざまざと見せつけられている。

屋根が飛ぶ事態は、子どもの時に経験が。

お風呂の屋根が、入浴中に半分バンっ!とぶっ飛んだ。

あれ?上の階が見えてる。えー?何が起こったとかいな?

と子どもながらに呆然とした記憶が。

 

すべてが早くもとに戻りますようにと、願うばかり。

テレビ局の皆様、

ドラマの最終回、再放送してくださるのかしら。

今回の各番組、面白かったし、

ラストを楽しみにされていた方が多いはず。

 

楽しいこと、感動すること、増やさなきゃ。

どうかぜひに。

 

 

「魔女の目覚め」シリーズ。続編!。


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ここに、ワープしたい。

読書のために。

 

最近、物語の本を読んでいない。

自己啓発本はたまに読むのだけれど、

ストーリーを追うには、気力が足りないのだろう。

それに今は、

中国ドラマ「独孤伽羅」にどっぷりハマってる。

壮大な兄弟姉妹喧嘩のお話っぽいし、

ってか、北周、随、唐の時代は、

本当にそんな経緯だったのか?という興味もあるし、

アジアのドラマは、衣装が美しくて、

物語より装飾品をマジマジみてしまう。

しかし、あの髪型は、どうなっているのかしら・・・。

金ぴかの飾り、軽いんだろうなぁ。

 

5年ほど前、

何かのついでに上巻だけをゲットしていた本。

「魔女の目覚め」上・下 デボラ・ハークネス著

 

続編

「魔女の契り 上・下」

「魔女の血族 上・下」と全6巻で完結する物語。

 

時間が無かったのか半年ほど置きっぱなしで、

ある日、思い出して読み始めたのだけれど、

書き出しが重そうだったので一旦断念。

その数ヶ月後、なんとなく読み始めたら、

・・・もう、止まらん。

すぐに全巻購入。

あっという間に読んでしまった本だ。

 

ジャンルとしては、ロマンス系なのだろうけど、

ファンタジーで、歴史モノで、

現代から、シェークスピアがまだ駆け出しの頃の16世紀に遡ったりと、

壮大なスケール感で展開する。

大枠ではロマンス小説かなぁ。

まぁ、自己啓発本好きで知識欲旺盛の私としては、

複合技のこの物語にドハマりしてしまったわけで。

 

現代、

魔女、ヴァンパイヤ、デーモンは人間社会の中で

目立たないように暮らしている。

主人公は魔女であることを放棄した大学教授ダイアナ。

小さい頃から魔法がうまく使えず、

ずっと人間のふりをして生活していたが、

ある日オックスフォードの図書館で一冊の古い本を借りた日から、

3つの種族から追われることになる。

何百年も行方不明になっていた、神出鬼没の謎の本は

再び姿を隠してしまい、

それを知るすべてのモノが、ダイアナを狙ってくる。

そんな中、推定1500才のヴァンパイア、

科学者マシューと出会う。

自分も数百年、その本を追っていたが、

運命に導かれて、彼女を助けることに。

本に隠された謎の探求と、ダイアナの魔女修行、

そして、異種族間の禁断のロマンスの物語。

 

・・・と、書けば普通の物語だけれど、

このプロットが本当に良く出来ている。

 

各種族のディテイールがかなり細かく描かれていて、

キャラクターも魅力的。

人間の世界ではちゃんと調和をとっていて、

特色を生かした仕事に就いている、という設定。

ヴァンパイアは長寿で、噛みついて増やすので家族が多く、

長寿を疑われないように時代ごとに

名前や土地を変えて生きているが、

国の元首たちには語り継がれていて、

いろんな場面で彼らを利用している、とか、

デーモンは一点特化の天才的な分析能力や洞察力を持ち、

意外と普通に、金融界で活躍している、とか。

魔女は歴史の通りひっそり暮らし、人間を助けていて、

人間は無能、という位置付け。

でも、この種族の違いって、遺伝子的にはどうなの?

というのが大きなストーリー。

歴史上の人物や実際の出来事もでてきて、

史実のなかにキャラクターが入り込んでいる感じ。

過去と現在を行き来したり、アメリカとヨーロッパを、

これが案外、飛行機で行き来していて、

・・・魔女なら「どこでもドア」みたいにワープしそうだけれど、

ハラハラとドキドキとワクワクの展開。

そこに、ラブロマンスの要素。

マシューの野生の本能と、

ダイアナとの関係。

二人の出会いが種族を越えて、過去から未来に繋がる。

 

錬金術生命の樹ダーウィン種の起源、進化論、遺伝系統樹

トワイライトシリーズと、ハリーポッターと、インディジョーンズ。

・・・っていうと、雑かなぁ?ごめんなさい。

あと、ルドルフ二世の脅威の部屋とヒエロニムス・ボス。

もー、絵画好きにもたまらん!のストーリー。

化学、物理、生物、歴史、美術史、とロマンス、

こんな複雑な物語を想像できるってホントに凄い。

 

アメリカではベストセラーなので、

映画化という話題もあったのだけれど、

どこに行ってしまったのだろう?

というか、これ、

映画化できるの?

物語のスピード感とか、時代、場所のスケール感とか、

難しい気がするのだけれど。

私的にはリメイクならコミックがいいなぁ。

 

 

好きで何度も読んだこのお話。

ふとAmazonを見ていたら、

えええーーーー!続編出てる!

 

「緋色の夜明け」上・下 デボラ・ハークネス著

 

昨日届いたー!。

どうやら、登場人物のサイドストーリーのよう。

フィービーとマーカス(マシューの息子)の話。

オークション会社勤めの普通の女の子フィービー、

「魔女の」シリーズでマーカスに出会い、

自分もヴァンパイアになって

生涯一緒に生きていくと宣言していた。

ヴァンパイアになるには、

かなり痛かったり苦しかったりするらしいけど、

永遠の時間と若さが獲られるのだから、

…羨ましいとしか言いようがない。

 

さぁ、ゆっくり読もーかなー。

秋の夜長に、ぜひ。

 

 

 

テレコで眠る。ベッドマット。

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数年前に行った美術好きにはたまらんミュージアム

1日では足りない!足りない!
 

 

我が家はここ14年、ベッド生活。

以前のマンションが洋室のみの間取りだったので、

ダブルとシングルの敷き布団を並べての親子雑魚寝から、

イタリア製クイーンサイズベッドになった。

 

私は30年ぶりのベッド生活で、扱い方すらも知らない。

ベッドってどーやって管理すんだ?。

クイーンは、シングルマット2枚を並べた仕様。

かなりマメに干したり裏返したりしていたのに、

何故か、私の方のマットは

真ん中が縦に割れて凹んでしまった。

恐らく、マンションの湿度が問題だったのだろう。

お高い買い物だったのに。

 

しばらくは我慢して使っていたけれど、

マットには耐用年数があるとかで、

8年目あたりで買い換えることに。

でも、そのベッドのメーカーは日本から撤退。

早々に凹んだ弱いマットとは対照的に、

フレームは足側から跳ね上げ式で開く大容量収納付きで、

やたら頑丈な構造。

こんなフレーム、日本ではほとんど売っていないし、

捨てるのはもったいない。

あ、そうか。

マットだけ買い替えても良いんだっけ?

 

というわけで、某有名家具店へ。

でも、大きな売り場をくまなく見ても

合うものはなかなか見つからず、

店員さんに相談。

それ、シングル2台ではなく、クイーンサイズ1台にしては?

との提案。

なるほど、フレームからはみ出なければ問題ないか。

 

そうと決まったら再度、あれこれ試してみる。

40代で腰が悪い私は、適度に硬めなものがいい。

そこで店員さんからのアドバイス

「お年を取られると、柔らかいモノにされますねぇ」

へぇ、そーなんだ。

日本人だから固いのが良いのかと思ってたけど。

ふと見ると、相方はアメリカ製のデカいマットの上。

彼は当時60才になったばかり。

「これ、すっごい柔らかいよ~!」とご機嫌な口調。

確かに、雲の上のような寝心地。

横になった瞬間は良い。

え?でも、こんなフワフワで大丈夫か?

いやいや!駄目や。やはり私には柔らかすぎる。

もうちょっと堅いマットが良い。

折衷案はないのか?

「でも、これ気持ちいいよね~!」と相方。

…動く気無いのか。メッチャ高いけど。

「買うの、ワシやけど」

…この一言で、折れるしかなくなった。

 

80㎏ほどの大きなベッドマット。

一枚ものだし、家に入るのか?というガタイ。

でも、フレームにはぴったり。

けど、やっぱ柔らかい。

毎日はしんどそう。

かなり体が沈むので、

枕も低いものに変更。

これ、どーなの?

 

しばらくして、私がギブアップした。

これ、寝返りがうてない。

夜中に、相方が寝ている様子をじっと見ていた。

ああ、人の重みでこんなに凹むのか。

ぼっこり、10㎝は凹んでいる。

二人で並んで寝ると、

重い方に傾きが出来てしまう。

体重差はあまりないのだけれど、

相方は男で上半身が重いので、

上の方の凹みが大きい。

私はまんべんなく重いので、凹みも全身で平均的。

物体はより凹んだ方に転がるので、

私の方が凹みに寄ってしまうし、

当然、頭の方が下がってしまう。

これが寝にくくしているようだ。

 

寝られない。

私は手術の時に首を痛めてしまって、

枕があると寝られなくなった。

なのに枕が要らないほど沈み込むのなら、

どうすればいいのやら。

眠ってる人間の動きは、自分であっても制御できない。

蟻地獄のようだ。

苦行だな、これ。

 

数ヵ月後、打開策を思い付いた。

相方が出張で居ないときは眠れるから、

全く合わないわけじゃない。

私は相方の体重の影響がない部分を探した。

広いクイーンサイズ、スペースはある。

で、結果、

上下反対に寝ることに。

二人の頭の位置が上下逆。テレコだ。

私の頭が、相方の足の方。

凹みに飲み込まれないためには、これしかない。

 

これでもう一つも解決。

昔、相方に、

鼻息が掛かるから、向こう向いて寝て、

と言われていた。

本人は無意識で言ったらしくて覚えてないと言うけど、

お互い様や!お前が向こう向けよ!の案件だ。

ってか、それならシングル2台に分けようよー。

でもなぜか、相方が全く譲らない。

ベッドにトラウマでもあるのか?

一応これも、テレコで寝る方法でクリアした。 

 

ここ数年、夏も冬も、テレコだ。

掛け布団も、ベッドに対して斜め。

これを友人たちに話したら、

どこに行っても大爆笑される。

何故だろう?そんなに変かな?

 

昔、誰だったか、

夫婦げんかは寝床に持ち込んではいけない。

と、言っていた。

たしかに、

大げんかしたときは、一緒の空間に居たくない。

寝室の空気は軽くないと、休めないものね。

でもテレコだと、ケンカしてても顔を合わせなくて済む。

長期戦向きではある。

あ、それはダメか。

 

最近、相方が

次の買い替えは和式にする、と言い出した。

先月行った旅先の和式布団が

思いがけず良く眠れたらしい。

え?今更か?

引越の時、部屋から出ないし、入らないしで、

引っ越し屋さんが何時間もかけて解体して、

四苦八苦して組み立ててくれたのに?。

あ、そう。和式ね。

だとすると、この、

大容量ベッドフレームの中身は、一体どこにいくのかしら・・・。

 

永遠に探求するモノなのだろう。

寝具と枕って。

 

あ、和式にしてもテレコでいいですかね?

テレコ、楽なんですけど。

 

 

ディスポーザーと、最古のビル。


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建築物が好きだ。

こんな素敵なのは何時間でも見ていられるけど、

首が痛くなるので、写真に収める。

 

生涯で引越9回。

うち、新築マンション4軒。

実家マンションと、結婚後に3軒。

1回目は結婚して子どもが生まれ、広い部屋に。

2回目は、相方の気の迷い。

(一件目のマンションの内情を知ったからだとか)

3回目は、子どもの通学のための移動だった。

 

マンション選びでの最優先条件は立地。

階数や間取り、デベロッパーや工法などの大きな点は、

相方が詳しいので、お任せ。

どうやら、鉄骨のサイズなんかもチェックしているそう。

地震の国だから、重要なポイントだよね。

次に重視したいのは、以前にも書いた、

マンションの向きと、窓の数。

これは私的に、住環境の最大ポイント。

体調やランニングコストに関係してくる。

そして、

私個人の譲れないポイントは、ディスポーザー

キッチンの排水溝に付いている、

生ゴミを水と一緒に流すために、

排水溝内でゴミを粉砕する機械だ。

 

相方の気の迷いのマンションは、

私とは相性が合わず体調不良を起こした、

暑くて寒い、過酷な部屋だったけれど、

唯一、私が気に入っていたのが、

ティスポーザー。

今のマンションにも装備されているので、

使用歴通算14年。

無くてはならない存在になってしまった。

 

使って最初に驚いたのは、

お正月、マンションのゴミ置き場が、

生ゴミくさくなかったことだった。

それまでのマンションはゴミ置き場が密室で、

あまり良い環境ではなかった。

2年前に入居待ちで仮住まいしたマンションは、

豪華で造りも良かったのに、

ごみ置き場は、悪臭で最悪の状態。

久々の事態に、軽いパニック。

ゴミ置き場ってこんなに臭うもん?

 

しかし、

生ゴミが水と流れるなんて一体どういう原理?。

最初は詰まるんじゃないかとかなり疑っていたけれど、

相方いわく、

側溝と同じだよー。道端のゴミはちゃんと流れるでしょ?

もともと下水道はそういうもの、

定期的に管理すれば大丈夫、と。

あ、なるほど、そういうことね。

当然、ディスポーザーには流せないものもあるし、

長く使ってきた分、ドラブルも見てきた。

ディスポーザーの使用ルールは

ゴミ置き場以上に遵守しなくてはならないが、

慣れると快適でしかない。

もう、もとの生活には戻れなくなってしまった。

建物の進化をしっかり体感し、享受している。

 

でも、過去に住んだ物件で一番思い出すのは、

小さい頃に住んでいた、

鉄筋コンクリート4階建てのビル。

ぱっと見は石造りのような建物。

その時点で既に設備はかなり古かったし、必要最低限。

間取りは昔の本間の2DKで、ベランダと広いテラスが付き、

なぜか、各部屋ダストシューター付きだった。

(古いし怖いし使えない、と母は言っていた)

屋上にはアメリカの古いアパートメントのような

日当たりのいいオープンスペースがあって、

物干し竿をかけるポールとか、

コンクリートのシンクとかが揃っていたけれど、

その頃はもう、屋上は廃墟化していて、

忘れられたような空間だった。

でも、広場がない街の子どもには最高の遊び場。

夏休み、暇を見つけては、屋上で遊んでいたものだ。

 

賃貸だったけれど、

家族が一番、仲良く生活していた場所だった。

隣のおじさんは、夕方になるとおばさんになって出かけるし、

上のお兄さんは、ブルース・リーマニア。

その上の階には、日舞の先生が住んでいて、

火曜と木曜に稽古に行かされていた。

一階には可愛いチョコレート屋さん(今は超超・有名店に)。

夏にはテラスに何処かから葡萄の蔓が登ってきて実がなり、

一階の薬局のおばさんに怒られないように、

ビルの三つの階段を屋上から縦横無尽に駆け回る。

毎日が冒険みたいな建物だった。

 

昭和24年生まれのあのビルも、もう築70年。

今では地元で最古の鉄筋コンクリートの建物、

と呼ばれているらしい。

今は一階には飲食店が数店、

薬局もたしかそのままあるはず。

住んでいた頃から40年経つけれど、

見た目もほとんど変わっていない。

帰省の度に、前を通って、顔?をみている。

でももう、何があってもおかしくない。

 

新しいものは何もなかった、最古のビル。

でも、鍵っ子だった小さな私にとっては

「安心」の居場所があった。

いつまでも長生きしてもらいたいけれど、

 

耐震工事とかやってもらったのかしら?

とても心配。

 

  

「あいすまんじゅう」に会いたい。

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今年の夏は、かなり全速力。

 

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」

 

ということで、お題で書いてみる。

 

お腹が弱いというか、

基本的に冷たい物を食べないので、

アイスを食べる習慣はない。

たまにコンビニの売り場で足を止めたときくらいだ。

なので、その時は、

全力で食べたいものをゲットする。

相方はアイス好きなのだけれど、

肝臓をいたわらないといけないので、

最近はご無沙汰に。

昔はパピコと井村屋のあずきバー専門で、

いつも冷蔵庫に買い置きしてあった。

でも、半分どうぞ、なんて事は絶対にない。

何のためのパピコだ。

今うちの冷蔵庫には、

3ヶ月ほど前に買った

私のご褒美用ハーゲンダッツ(抹茶)が一個。

頑張ったら食べようと思って、忘れている。

相方が絶対に手を出さない抹茶を常備しているところが、

私らしいし、なんだか悔しい。

 

好きなアイスといえば、

福岡の丸永製菓さんの「あいすまんじゅう」だ。

バニラアイスの真ん中にあんこがドーンと入っている、

重量感のあるアイスバー

そして、満足感ある和のアイスだ。

 

小さい頃から食べていたし、

いつでも買えたので、

心配したことがなかった。

買おうと思えばいつでもそこにある。

でも、関東に引っ越して最初に学習したのは、

食べ物には地域性があるということ。

自分の好きな物が

いつもそばにあるとは限らない。

九州の醤油、おきゅうと、明太子、うまかっちゃん

私が引っ越した25年前には、手に入らなかった。

近所の大手スーパーの食品売り場で、

軽くパニックになったのを思い出す。

明太子らしいものはあったけれど、

食べてみると、たらこの唐辛子まぶし。

あれは本当にショックだった。

そして当然ながら、あいすまんじゅうも。

どこにでもあると思っていたけれど、

ああ、あれって地域限定だったんだと、

引っ越してから気がつく。

もっと食べておけば良かった。

たぶん、今、私がアイスを食べないのは、

きっと、あの子が近くにいないからだ。

浮気できないのだ。

あの子がそうさせているのか、

私がそんな性分なのか。

 

醤油は未だにあまり見かけないけれど、

他の物はこの辺りでも買えるようになった。

明太子もちゃんと、辛子明太子だ。

そして、あいすまんじゅう

数年前から関東のコンビニでも買えるようになった。

一時、流行ったりもした。

いや、

実は、前に住んでいた東京の下町では、

通年で買えるようになっていたのだけれど、

今住んでいる郊外では、あったり無かったり。

残念だ。実に残念だ。

この辺の人たちは食べたことがないのだろう。

一度食べたらきっとリピートするはず。

絶対に戻ってくるはずだ。

 

相方も、福岡に住んでいる時は知らなかったようで、

数年前の関東売り出し時に、初対面したのだけれど、

まぁ、和菓子好きなら、ハマるよね~。

だって、あんこの塊だもの。

ああ、メッチャ食べたくなってきた。

けど売ってない!もう!

 

あいすまんじゅうを食べると、

あんこの国に生まれて良かったなぁと、

毎回、しみじみ思う。

地域性といえば、最近は

ブラックモンブラン」も買えるらしい。

こちらはチョコ系。

ぜひに。